乳滴/2016年6月20日号

乳牛の睡眠と時間

2016-06-20 乳滴

猫と触れ合うことができる、いわゆる「猫カフェ」。知らない人が大半だろうが、先頃、営業時間をめぐって論争があった。動物愛護法からは営業は夜8時までだが、現行では経過措置として10時まで認められている。これが猫にストレスを与えると問題提起された。検討の結果、環境省は6月以降も夜10時まで認める方針を示した。


では、乳牛の睡眠はどうなのか。「ウシのきもち、ヒトのきもち」の著者である山下厚獣医師に聞いた。


牛は草食獣、食物連鎖の上位にいる肉食獣から見ると「美味しそうな獲物」だ。仮に爆睡すれば食べられてしまう。「野生にいる牛はおいそれとは熟睡することができない身体のつくりになっている」と山下さん。


牛舎内にいる乳牛は時に熟睡しているように見えることもあるが睡眠時間はいたって短い。「ヒトでいうところの『うつらうつら』しているような状態が牛の睡眠の普通の状態のようです」と説明する。


乳牛でも快適性に配慮した家畜の飼養管理であるアニマルウエルフェアの考え方が近年注目されてきた。清潔な水を自由に飲める等、小さな配慮の積み重ねが乳牛の能力発揮につながる。山下獣医師には、次号から続編を本紙で連載します。乞うご期待。

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