乳滴/2017年10月1日号
酪農応援議員の当選を
徹夜で行われる政策や予算折衝、人事等をめぐる激しい競争。中央官庁の官僚には、生き様、しぶとさに舌を巻くことがよくある。しかし、国会議員には別の意味での〝すごみ〟がある。その源泉は、官僚にはない、選挙を勝ち抜いてきたということだ。選挙となれば、顔つきが変わる、一票を争う戦いの顔になる。
安倍首相が9月28日召集の臨時国会冒頭で衆議院を解散。10月10日公示、10月22日投開票の日程で第48回衆議院総選挙が動き出した。実際には各議員は地元で常に選挙を意識した活動を行っている。だが、選挙期間中は激しさが違う。
当然、酪政連の出番でもある。与党・自民党には酪農振興に理解を示す議員の集まりである自民党酪政会(会長=森英介衆議院議員・千葉11区)があり、様々な要請を受け活動している。現在の会員数は衆議院議員が121、参議院議員が47の合計168人(直近時点)。
衆議院定数は小選挙区と比例代表合計475議席、参議院は選挙区と比例代表の合計242議席だから、大きな議連となっている。ちなみに前回の14年11月の総選挙では酪政連組織の推薦者は合計166名。うち当選者は162名で当選率97.6%。今回も一人でも多くの酪農応援議員を当選させたい。