乳滴/2018年7月20日号
林先生が牛乳を応援
「朝食時に50歳までは牛乳1㍑と青汁3杯、さすがに50歳過ぎからは、牛乳は600~800㍉㍑に減りましたが、僕は牛乳が大好きですよ。ただ、午前中はトイレの回数が多くなりますがね」と笑顔で語ったのは、林修先生。予備校講師というより、テレビ各局でレギュラー番組を持ちタレントとしても活躍する人気者だ。
5月8日の「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日)の番組中で語った。番組では牛乳が高齢者の認知症のリスク軽減や筋肉の衰えを防ぐとの研究を紹介した。1千人の健康長寿者に聞いたところ8割以上の866人が牛乳を毎日飲んでいた。
専門家として出演した日本獣医生命科学大学の戸塚護教授と佐藤薫准教授は、認知症のリスクを減らすカギは牛乳が「情報の伝達屋のカルシウム」を多く含み、しかも小魚よりも吸収率が高いことを説明。また、人間の身体を作る上で欠かせないアミノ酸、中でも9種類の必須アミノ酸が牛乳には全てバランスよく含まれているとした。筋肉を衰えさせないためには運動後に牛乳(アミノ酸)とバナナ(糖分)の組み合わせが最強の組み合わせだと解説した。
放映後、高齢者等を中心に反響は大きく、堅調であった牛乳の消費に、はずみがついている。テレビの力は恐るべしだ。