乳滴/2019年8月1日号

胃潰瘍・ガンとピロリ菌

2019-08-01 乳滴

認知度が高まってきたとはいえ、まだ健康診断の検査項目までには至っていない。胃潰瘍に悩む人達には、朗報であり、しかも多くの日本人が感染している(保有者)と言われるピロリ菌の除去のことである。


そもそもは強酸性(pH1~2)の胃の中で細菌が生きることは、不可能との常識を覆した医学者がいたことだ。オーストラリアのバーリー・マーシャルとロビン・ウォレンの両氏である。1982年にピロリ菌を発見。自説を証明するために、自らもピロリ菌を飲んだというエピソードも知られている。その功績により2005年度のノーベル医学生理学賞を受賞した。


ピロリ菌が強酸性でも生きられる秘密は、酵素によりアンモニアを作り出し、菌の周りの胃酸を中和することで可能になったというからよくできた仕組みだ。


胃潰瘍の原因と言えば以前は、ストレスと暴飲暴食等の食習慣が原因と言われてきた。そのため過剰な胃酸の分泌を抑えるため、薬(制酸剤)を長期にわたり飲んだり、繰り返し再発するなど、苦しめられてきた人達は多い。近年は胃がんの発生にも関係しているといわれる。


筆者も明治のヨーグルトである胃で働く乳酸菌「明治プロビオヨーグルトLG21」を愛飲している一人だ。

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