乳滴/2020年2月10日号

脱脂粉乳の消費を注視

2020-02-10 乳滴

牛乳消費が比較的堅調に推移している中で、消費が伸びてきたヨーグルト(発酵乳)が2018年度に1.2%減と前年割れ。2019年度もJミルクの予測では3.3%の減少が予測されている。乳酸菌等の効能をアピールする様々な飲料・菓子類との競合、脱脂濃縮乳の使用拡大などの影響だ。年次別の統計だが、発酵乳の生産量は2011年に約84万㌔㍑だったものが、2016年に約110万㌔㍑のピークまで急伸後、2018年には約106万㌔へ漸減していた。


その発酵乳の消費が踊り場を迎えて、影響を受けるのは、原料となる脱脂粉乳の需要。農水省は夏場の発酵乳の需要が想定以上に落ち込んだことを背景に、10月に19年度の脱脂粉乳の追加輸入枠を6千㌧減の1万4千㌧に、来年度当初枠も4千㌧にすると発表した。


脱脂粉乳の用途は、アイスクリーム、発酵乳・乳酸菌飲料、製菓・製パンなどが主なもの。脱脂粉乳の在庫量が増加傾向にあることは需給の懸念材料である。Jミルクの1月末予測では期末在庫量は前年比14.5%増の7万4900㌧と予測。適正在庫以上の過剰となりつつある。今後、3つの大型貿易協定の影響により、乳製品の輸入は増加圧力が増すとみられ、生産基盤強化対策を引き続き拡充・強化する一方、脱脂粉乳の在庫にも注視が必要だ。

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