乳滴/2020年3月20日号
バターで〝打ち勝て〟
バターは免疫力を高めて脳を活性化させる。脂肪を燃焼、やせる効果のある成分が含まれている。この3つの「すごい健康効果がある」と明快に説明してくれたのは、佐藤薫日本獣医生命科学大学准教授。バターを長年研究してきた専門家だ。1日10㌘程度食べるのが適量とのこと。
3月10日にテレビ朝日で放映された「林修の今でしょ!」で紹介された。人気番組で影響力もある。最近の重苦しい気分を思いっきり吹っ飛ばしてくれた。
体の免疫力が低下したときに病気に罹りやすい。バターに含まれるビタミンAがウイルスや細菌等と戦う免疫力を高める。ビタミンAはバターに加工することで牛乳の13倍に高まる。また、バターの中鎖脂肪酸には、認知機能の低下を抑制する働きもあるという。
特に知ってもらいたいのはバターを食べると太るのではなく、脂肪の燃焼を助ける働きがある共役リノール酸が含まれていることだ。適量を食べるならば、むしろ脂肪燃焼が期待できる成分が含まれている。カロリーが高いと思われがちだが、このことを若い女性などにPRしよう。
番組中ではハチミツの効果と共に取り上げられたが、北海道の長寿の皆さんがほうれん草のバター炒めやじゃがバターをおいしそうに食べていた。