乳滴/2020年4月10日号
酪農は健康産業
「手洗い・うがい・ヤクルト」♪。一度聞いたら忘れられない軽快なメロディーと共に流れるテレビCMを見たことがあるだろうか。俳優の大泉洋さんや伊藤四郎さん、女優の藤井美菜さん、子役の子供たちが出演。ほほえましい家族の会話、日常の中で「変なフレーズ」編として使われている。「強い菌で、強く生きる」と健康を支える同社を消費者に意識づけようというものだ。
意外だったのは、放映開始が昨年の10月からであったこと。風邪やインフルエンザが流行する寒い冬を意識した企画だったのだろう。ところが、今や新型コロナウイルスの感染を防ぎ、まん延させないために、私たちが身近にできる1番の対策となった。
感染症を含めて病気予防に「免疫力」をアップさせること。そのためには、規則正しい生活やストレスの解消などに加えて、栄養バランスの取れた食生活、中でもヨーグルトを含む発酵食品は腸内細菌叢(そう)を整え免疫力をアップさせることが知られている。
明治のドリンクヨーグルト「R‐1」はマウスを使用した実験でインフルエンザ予防効果が認められた。佐賀県内の酪農家から本会に「免疫力アップのためにも、ぜひ牛乳を飲んで」との県紙への投稿コピーが届いたが、酪農は健康産業でもある。