乳滴/2020年5月20日号
免疫の横綱ヨーグルト
ヨーグルトとキムチはヒトの免疫細胞の7割が集まる健康の源の「腸」を元気にする両巨頭(横綱)。免疫力を上げる最強の食品として「林修の今でしょ!講座」(テレビ朝日系列・4月28日放送)で取り上げられた。
ヨーグルトの種類や食べ方、効果など、番組では日本獣医生命科学大学の戸塚護教授が「何となく体に良さそう」と大雑把にイメージされているヨーグルトを科学的に解説してくれた。
市販されているヨーグルトは1千商品以上。その大事な成分である乳酸菌の種類は地球上に何と数十億株(種類)存在する。大手乳業なら約5千株保有し機能性など様々な研究を続けている。
腸内には善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類がいるが、ヨーグルトは即効性はないが、善玉菌を増やし免疫力を高める。特に加齢により善玉菌は減少するから毎日食べ続けることが大事。排便や便の状態が良くなる。
食べた乳酸菌は2~3日間、腸に存在するので、いつ食べても良いが、食前よりは食後の方が胃酸が緩和されるので良い。さらに乳酸菌のパワーを高める「とっておきの食べ方。」それは「ひとはだヨーグルト」。電子レンジで40度程度に温めることで、乳酸菌が一番活性化される温度となる。お好みで「はちみつ」を入れても良し。