乳滴/2020年8月20日号
ネット配信の模索
新型コロナでこの春以降、多くの行事が中止や延期に追い込まれてきた。各地の乳牛共進会、第49回全国酪農青年女性酪農発表大会の1年延期(7月)、第15回全共の中止(10月)と苦渋の決断がなされた。
他にも思いつくまま挙げると天皇誕生日一般参賀取りやめ、東京マラソン一般参加中止、春のセンバツ中止。東京五輪・パラ大会の延期と聖火リレー中止。夏の高校野球全国大会とインターハイの中止。このほか各地の夏祭り・花火大会、コンサートや研修会など数多のイベントが中止に。結果、会場や交通機関、宿泊施設など関連産業への打撃は大きい。既に大手航空会社は来年度新卒採用ナシを早々に決め、業績悪化で希望退職を募る上場企業が50社を超えたという報道もあり経済への影響は深刻だ。
政府が言う「新しい生活様式」に、移動に関する対策として「感染流行地域からの移動、感染流行地域への移動は控える」とあるが、自由な移動が難しい状況下にあって、ネット配信を使ったライブイベント等が散見されるようになってきた。お盆期間中にリモート墓参の話題をテレビで見たが、万能ではないにしても、ネット技術である程度対応できる部分もあるようだ。