乳滴/2020年9月10日号
家畜泥棒に怒り
北関東で家畜盗難が相次いでいる。犯行時の画像が公開されていたので、飼い主としても防犯対策等用心していたはずだ。それでも狙われてしまうのだから悔しい。犯人は一刻も早く捕まってほしい。被害者にとっては経済的な損害に加え、畜舎に侵入され手塩にかけた家畜が奪われるという精神的なダメージも大きい。
実は20年くらい前に空き巣被害を受け、当時、しばらく気持ちが落ち込んだ。現金少々と他人には価値のない指輪が盗まれたが、ドロボウに家の中を蹂躙されたことが非常に悔しい。戸締りしたつもりだったが庭に面した腰窓のカギを一カ所締め忘れた。それを犯人は見逃さなかった。昼間の数十分間のことだ。
その後、庭先と勝手口にセンサーライトを設置。屋内への侵入を検知すると警備会社に連絡が行く人感センサーも付けた。過疎の農村なので、見慣れぬ車が近くの土手に路駐し昼寝していることがたまにあるが、これとて「空き巣の下見かも」と少しでも気になる時は駐在に連絡する。やがてパトカーが巡回に来る。場合によっては職質もしているようだ。
人の目が少ない農村だからこそ狙う泥棒がいる。住民としては防犯グッズを組み合わせた自衛策、警察との連携をアピールすることが犯罪抑止につながると思う。