乳滴/2021年2月20日号
これも温暖化?
2月18日は二十四節気の雨水。関東では各種の梅が咲きそろい、気のせいか桜のつぼみも色を帯びてきた。暦は春に向け着実に進んでいる。一方、2月16日~17日にかけて北日本が暴風雪に見舞われた。北海道では強風で電柱が折れ、トラックが横転したとの報道。東北の一部では、湿った重い雪が急速に積もったために除雪がはかどらず、集乳に遅延が生じていると、読者から情報が寄せられた。
外電によれば米国各地を異例の寒波が襲っている。特に南部テキサス州が豪雪に見舞われ、電力不足で停電が発生。死者も出ておりバイデン大統領はテキサス州に緊急事態宣言を発出、政府を挙げて支援する方針を打ち出した(2月14日)。CNNは約260万人が停電により寒くて暗い夜を数日過ごしていると伝えている。近隣州を含む米国南部の豪雪は非常に珍しく、ネットには各地の混乱ぶりを伝える動画が投稿されているのが現代らしい。豪雪の影響で新型コロナのワクチン輸送と接種に影響が出ているとの報道も(イリノイ州シカゴ、カナダ・トロント等)。
欧州ギリシャも十数年来の豪雪で倒木による電力寸断が発生、死者が出ていると伝えている(ドイツ国営放送)。冬は豪雪で夏は酷暑といった異常気象も地球温暖化の現れのひとつなのだろうか。