乳滴/2022年1月10日号
社会の理解に感謝
新型コロナ禍による生乳需給緩和で、緊張感漂う年末年始だった。Jミルクのウェブサイトを見れば、各地域の団体、酪農協等が普及活動を行っていることが分かる。これらひとつ一つの活動は酪農家、業界関係者の心からのお願いの発露であり、それが牛乳にまつわる報道(子ども食堂への寄付、イベントで配布)等として広く伝えられ、相乗効果を生みながら、牛乳・酪農への関心の盛り上がりにつながっているのを感じた。
酪農家そして乳業工場といった現場の努力、様々な広報活動の効果が加わって、年末年始は乗り越えた。とはいえ時節柄、冬の嵐は牛乳輸送に影響を及ぼしかねず、依然として新型コロナ禍から脱しておらず、当面、緊張状態が続く。
ところで、家庭内で牛乳・乳製品消費を広げるためビールを牛乳に、クリスマスケーキを手作りに置き換えることを年末のこの欄で提唱したがその報告を。今回はLL牛乳を多めに調達したので、実家への年始挨拶時や日帰り温泉に出かけた際に持参し出先で楽しんだ。渋滞で疲れ気味の神経を牛乳の甘みが癒してくれた。ケーキは生クリームを2パック使い特大サイズが完成。簡単に美味しいケーキが格安でできることが再確認できたので、家族の誕生日等はしばらく手作りすることにした。