全酪新報/2016年9月1日号

「農水予算は2017年度概算要求、2016年度補正ともに大幅増加」 ― 来年度予算は2兆6350億、14.1%増

2016-09-01

政府・与党は8月26日までに、総額2兆6350億円とする2017年度の農林水産予算概算要求と経済対策として打ち出す総額5739億円の2016年度第2次農林水産関係補正予算を取りまとめた。概算要求額、補正予算額とも前年度を大きく上回る規模。このうち畜産クラスター関連事業は補正予算で、前年度を75億円上回る685億円を計上した。

お断り=本記事は9月1日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

2016年度農水関係補正予算、総額5739億円(43.2%増) ― 畜産クラスター関連事業は75億円の増額

2016-09-01

2016年度第2次農林水産関係補正予算は8月23日に自民党が了承。総額5739億円で前年度(2015年度補正予算4008億円)に対し43.2%増の大幅増額となった。内訳は公共事業2863億円、非公共事業2876億円。補正予算案は秋の臨時国会で提出される見通し。


このうちTPP関連対策は3453億円で前年度より331億円増額した。TPP対策の柱のひとつ、畜産クラスター関連事業(畜産・酪農収益力強化整備等特別対策事業)には前年度から75億円増額の685億円を計上した。畜産・酪農経営発展に向けて投資意欲の後押しを図る。


さらに、畜産・酪農関係では、▽畜産クラスター計画策定地域の草地整備の推進(公共事業)に94億円、▽和牛ETや性判別技術の活用等を支援する畜産・酪農生産力強化対策事業に16億円、▽畜産農家の既往負債の借換えを支援する畜産経営体質強化資金対策事業に17億円、▽難防除雑草の駆除など草地改良を支援する飼料生産基盤利活用促進緊急対策事業に9億円――を計上した。


また、熊本地震からの復旧・復興対策として、畜産クラスターの仕組みを活用した機械リース導入・施設整備等支援に14億円、共同利用施設の整備等を支援する強い農業づくり交付金に13億円などを計上した。


中山間地域で収益力の高い農産物生産・販売への転換を進めるため、計画策定や施設整備など総合的な支援を行う中山間地域所得向上支援対策には300億円(うち畜産クラスター事業優先枠50億円)を計上した。


このほか、国内外の輸出拠点整備、輸出拡大へのサポート体制強化など農林水産業の輸出力強化策に270億円、人工知能など最新技術の活用を図る農林水産分野のイノベーション(技術革新)推進に117億円を計上した。

補正予算決定で「足腰の強い畜産、農業への転換へ」 ― 山本農相

2016-09-01

前年比43.2%増と大幅に増額した2016年度第2次農林水産関係補正予算について山本有二農相は8月24日の記者会見で「未来への投資を実現するための経済対策として、農林水産業の輸出力強化、中山間地域の農業所得向上、農林水産分野のイノベーション推進、TPP関連政策大綱に基づく施策の着実な実施にしっかり取り組む上で必要な予算を計上した。具体的には畜産クラスター事業などがある。災害対応や足腰の強い畜産、農業への転換に心配りした」などと述べた。

酪政連、来年度予算で「後継牛確保対策」などを要請 ― 規制改革では「指定団体制度存続」も

2016-09-01

自民党農林水産戦略調査会(西川公也会長)、農林部会(小泉進次郎部会長)等合同会議は8月26日、農林水産関係予算をめぐり関係団体から聞き取りした。


酪政連の佐々木勲委員長は「たいへん努力いただき、農家に元気が出てきている。今後も精一杯応援したい。しっかり取り組んでいくので宜しくお願いしたい」と述べた。その上で乳用後継牛確保対策、自給飼料対策、畜産クラスター事業の予算確保、酪農ヘルパー事業への支援継続などを柱とする要請書を提出。規制改革問題に対しては指定団体制度の存続と機能強化を訴えた。


JA全中の奥野長衛会長は「足腰の強い農業として産業化するために取り組みたい。」と述べた。

「体細胞数の中央値は北海道6万、都府県7.9万」、家畜改良事業団の検定成績――半数が7万以下で最頻値は1.9万

2016-09-01

家畜改良事業団はこのほど、2015年の乳用牛群検定成績のうち、体細胞数に関する集計結果を取りまとめた。今回から平均値だけでなく、中央値、最頻値も公表した。それによると、平均値は北海道23万5100、都府県28万8500だったが、中央値は北海道6万、都府県7万9千となった。また、最頻値は北海道、都府県とも1万9千だった。


調査は2015年1月~12月までの間、全国で約53万頭分実施した。北海道349万3096件、都府県182万65件、合計531万3161件のデータを取りまとめた。


従来は平均値のみ公表してきたが、体細胞数の度数分布は左右対称ではなく偏った特殊な分布であるため、平均値だけでは特性を十分に示せなかった。


そのため、今回から中央値と最頻値も新たに公表したもの。平均値についても、単純平均地と乳量による加重平均値の2通りとした。


家畜改良事業団は「生乳需給がひっ迫する中、牛群検定を活用することで1頭1頭の体細胞数から乳房炎を早期に診断し、治療や隔離で蔓延させないことが、高品質な生乳を生産する大きなポイント。牛群検定の一層の活用が望まれる」としている。

北海道・東北で台風被害が続出 ― 4つ上陸し、生乳廃棄や畜舎損壊等

2016-09-01

8月17~30日までに4つの台風が上陸した北海道・東北地方で、生乳廃棄や畜舎、農地などの被害報告が相次いでいる。台風7号は8月17日に北海道日高管内に上陸。農水省によると、8月31日現在、北海道で停電等の影響で生乳廃棄108㌧が発生した。畜舎等被害は北海道と岩手県で157件の報告が挙がっている。


その後、台風11号が8月21日午後、北海道釧路管内に上陸。8月22日正午に千葉県に上陸した台風9号は北上した後、23日午前に北海道日高管内に再び上陸した。31日現在、台風11号及び9号の影響による生乳廃棄は北海道で2㌧、畜舎等被害は北海道と岩手県で61件。


8月30日午後には台風10号が岩手県大船渡市に上陸し、東北を縦断。豪雨の影響で、北海道、東北地方で堤防決壊や浸水などの被害が出ている。9月1日現在、停電・断水が続く地域もある。


このため自民党では対策を検討。8月26日の党会合で武部新衆議は「北海道に1年で3回台風が上陸したのは初めて」と述べ、政府の対応を求めた。

「全酪連札幌支所の乳牛産地情報、初妊牛68~75万円で強含み」 ― 秋分娩に移り需要増

2016-09-01

全酪連札幌支所によると、9月1日現在の初妊牛価格は、秋分娩中心となり都府県からの導入希望に加え、道内のメガファームの需要もあるため、68~75万円で、強含みで推移する見込み。特に、畜産クラスター事業を活用した新築牛舎が完成すると、需要はさらに強まると見ている(庭先選畜購買のため、市場価格とは異なる)。


育成牛は45~55万円、経産牛は52~58万円で、価格は横這い。。

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