全酪新報/2016年10月1日号

「農水省が後継牛の確保呼びかけ」―生乳生産確保に向け地域ぐるみの対応求める

2016-10-01

農水省は9月14日、生産局畜産部畜産振興課長名で「生乳生産の確保等に向けた技術指導について」を各地方農政局等に通知した。乳用後継牛確保の取り組みと、いま飼養されている乳牛の能力発揮に向けて、▽子牛の事故率低減▽分娩移行期の管理▽搾乳機器の点検――などの飼養管理について、酪農家の再確認と関係者の指導を呼びかけている。

お断り=本記事は10月1日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「初妊牛が70~80万円と強含み、大規模経営農家の導入などで引合いが増す」――全酪連札幌支所の産地情報

2016-10-01

全酪連札幌支所によると、10月1日現在の初妊牛価格は冬分娩が中心であるため、都府県からの大型導入希望に加え、道内のメガファームの需要もあるため、価格は70~80万円の強含みで推移する見込み。


初妊牛は12月~来年1月分娩が中心。9月に引き続き、依然としてF1腹の引き合いが強いため高値維持で推移すると見ているが、ここにきて雌雄判別腹の引き合いも強く、価格も堅調に推移するものと予想される(相場は血統登録牛中クラスで庭先選畜購買のため、市場購買とは異なる)。


また、育成牛(10~12月齢)は45~55万円、経産牛は50~58万円で、ともに価格は横這いと見込んでいる。


全酪連によると、15年度の初妊牛平均価格は58万8千円で、前年よりも約6万円上昇。16年度は4月から前年よりも10万円以上高い価格で推移している。直近9月は68~75万円、8月は63~70万円だった。

「全酪連、10~12月期の牛用配合飼料価格を1㌧当たり1100円値下げ」 ― 原料価格の下落と円高などが要因

2016-10-01

全酪連は9月20日、10~12月期の牛用配合飼料価格を前期に比べて1100円値下げすると発表した(全国全銘柄平均)。外国為替の円高が進んだほか、主原料のトウモロコシは過去最高の生産量見通しとなり国際相場が下落、大豆粕も生産量・期末在庫の増加見通しに伴い相場が下落するなど飼料原料、外国為替動向によるもの。


一方、哺育飼料は前期に比べて1㌧当たり1万円値上げする。


全農は全畜種平均で1650円の値下げ


JA全農は9月16日、10~12月期の配合飼料価格について、前期に比べて全国全畜種総平均1㌧当たり約1650円値下げすると発表した(改定額は地域別・畜種別・銘柄別で異なる)。

「台風被害、北海道・東北などで傷跡深く」―畜舎等、生乳も被害

2016-10-01

8月中旬より相次いで発生した台風による暴風雨と豪雨は、北海道・東北を中心に全国各地に甚大な被害をもたらした。酪農関係では、断水・停電等による生乳廃棄、畜舎の倒壊などの被害が発生。なかでも、台風10号の影響は9月27日現在で、生乳廃棄312㌧(北海道、岩手県)、畜舎等被害789件(北海道、岩手県、宮城県、秋田県)と多くの被害報告が挙がっている。


特に台風10号による被害が大きかった北海道では、道庁によると酪農関連の被害は9月12日現在、生乳廃棄185㌧、畜舎・納屋等の被害638件。飼料用畑(トウモロコシ)、2番草も被害を受けた。そのほかインフラでも、橋梁流出、道路の陥没、土砂崩れなど広い範囲で被害が発生した。鉄道も一部地域で線路や路盤が流出したため復旧工事が進められている。


十勝総合振興局によると、酪農関係では新得町、清水町、芽室町を中心に断水が発生し、牛の飲用水、搾乳機器の洗浄等に大きな影響を受けた。牛舎全壊被害も発生している。


今回の台風被害を受けて、政府は9月16日、一連の台風(7号、11号、9号、10号)による被害を激甚災害として指定した。それにより公共土木施設等や農地、農林水産業共同利用施設の災害復旧に関わる事業の国庫補助率を嵩上げする。

「乳用牛群検定全国協議会が子牛損耗防止の研修会開催」 ― 検定活用法などを発信

2016-10-01

乳用牛群検定全国協議会は9月に全国5カ所(東北、関東、東海、中四国、九州)で「子牛生産・供給情報の活用研修会」を開いた。性選別技術等の最新の繁殖技術は普及しているが、生まれた子牛が下痢や肺炎等に罹り死亡するケースも一定程度あるのが現状。研修会では、子牛の損耗防止や優良後継牛の確保に向けて、牛群検定等データの活用方法や、健康な子牛の生産・飼養管理に関する技術や最新知見を情報共有した。このうち東北会場(9月13日、宮城県仙台市)では北海道・東北地域の検定員や関係者約40名が出席した。


研修会では、家畜改良事業団の牛群検定担当者が、同事業団が開発した繁殖台帳Webシステムの活用法を紹介したほか、直近の検定成績データを参考事例に挙げながら具体的な問題点や改善点を解説した。


また、特別講演として酪農学園大学獣医学類の小岩政照教授が「子牛生産と育成管理」と題して講演。健康な子牛づくりには母牛の乾乳期の適正な飼養管理が重要と強調した。

「全農の酪農経営体験発表会、農林水産大臣賞に髙橋守さん(北海道ニセコ町)」

2016-10-01

JA全農は9月16日、東京・港区のコクヨホールで第34回全農酪農経営体験発表会を開催した。農協等の推薦で代表に選ばれた6名の酪農家が経営技術や将来の目標を発表し、審査の結果、最優秀賞・農林水産大臣賞に北海道後志管内ニセコ町の髙橋守さん(64歳)が輝いた。大会には全国の関係者約300名が集まった。


㈱髙橋牧場では本場・第2牧場あわせて総頭数240頭(うち経産牛140頭)を飼養。高能力牛導入と授精卵移植事業などに取り組み地域の乳牛改良に貢献。自家産生乳を使ったミルク工房や地元農産物を使ったレストランを運営し、総勢50名のスタッフ雇用により地域経済の活性化にも寄与している。さらに新規就農希望者の受け入れなど担い手育成に努める。現在、規模拡大のため搾乳ロボット牛舎とチーズ工房を建設中。


審査講評では「積極的な牛群改良により個体乳量1万㌔、乳脂率4%を実現。繁殖成績も良好で極めて収益性が高い。酪農の6次産業化の成功事例でありつつ、髙橋牧場が核となり地域の酪農を支えようとする意志と努力が素晴らしい」(審査委員長=小林信一日本大学生物資源科学部教授)と高く評価した。

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