全酪新報/2020年11月1日号
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「2021年度飼料課予算、飼料生産組織の運営強化」――コントラ自ら生産に助成

2020-11-01

農水省は2021年度予算概算要求で、今年度も実施している飼料生産組織の作業の効率化を支援する事業に、コントラクター等が自ら飼料生産や飼料販売、稲わら収集などを行う取組を支援するメニューを追加した。飼料生産組織の運営強化が目的で、既存のメニューには大きな変更はない。このほか草地改良等の支援事業と合わせ、畜産の飼料基盤強化を後押しする。-詳細は全酪新報にてご覧ください-

お断り=本記事は11月1日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「規制改革推進会議、生乳流通改革検証へ」――施行3年目、進捗など審議

2020-11-01

規制改革推進会議の農林水産ワーキング・グループ(WG、佐久間総一郎座長=日本製鉄㈱顧問)は10月19日にオンライン形式で会合を開き、同WGが取り組む当面の審議事項として、生乳流通改革のフォローアップを行う方針を決めた。今年7月に閣議決定した規制改革実施計画には生乳流通改革の問題は盛り込まれていないが、改正畜安法が施行3年目を迎えることをふまえ、改革の進捗状況を検証するとしている。会合は非公開で行われた。


会合で示された当面の審議事項は、農業や水産業、林業など計10項目。そのうち酪農関連では、生乳流通改革については「生産者が出荷先を自由に選べる環境の下、創意工夫により所得を増大させていくことを目的とした改革の進捗状況を踏まえ、必要な措置を検討する」と明記したが、具体的な検討内容やスケジュールは示されなかった。


会合後、議論の内容を説明した規制改革推進室は、生乳流通改革が当面の審議事項に組み込まれたことに対し「5年ほど前に生乳の制度改革が行われたが、一定期間が制度施行から経っていることもふまえ、審議事項に上がったのではないかと推察する」としている。


改正畜安法の運用をめぐっては、年度途中の一方的な出荷先の変更などの『いいとこどり』の発生も散見されており、生産者団体等からは制度の是正を求める声も多い。農水省においても、今年7月に「指定事業者が生乳取引を拒否できるルール違反の事例集」を公開し、制度の適正運用を求めている。

「日英EPAに署名」――年内合意、1月発効目指す

2020-11-01

日英両国政府は10月23日、9月上旬に大筋合意した日英間の新たな経済連携協定(日英EPA)に署名した。10月26日開会の臨時国会での審議・承認を経て、年内合意と21年1月の発効を目指す。署名式は同日都内で開かれ、茂木敏充外相とエリザベス・トラス英国国際貿易相が署名。英国のEU離脱後の移行期間が本年末で切れることをふまえ、日英双方で年内の発効へ引き続き協力していくことで一致した。


日英EPAにおける乳製品は日EU・EPAと同内容を維持。ソフト系チーズは、日EUで設定した関税割当の未利用分が生じた場合に限り、その範囲内で日EUの関割と同税率を事後的に適用する仕組みを設ける方針で、牛肉やホエイなど、日EUでセーフガードを設定した品目も同内容の範囲に留まっている。

「自民党畜酪委員長に伊東良孝氏が就任」――10月20日

2020-11-01

自民党が10月20日に開いた総務会で、畜産酪農対策委員長に伊東良孝衆議(北海道第7区)が就任した。伊東氏は釧路市長等を経て2009年に初当選して以降、3期連続で当選。農林水産副大臣(2回)や財務大臣政務官のほか、国会では衆院農林水産委員長、党内では国会対策副委員長農林・食料戦略調査会副会長や水産部会長、道連会長を歴任。党内会合では、酪農現場の声をはじめ、加工原料乳補給金単価や酪農関連政策、国際交渉等をめぐる議論においても積極的に意見を発信している。

「口蹄疫から10年」――福島県の家畜改良センターで慰霊祭開く

2020-11-01

2010年4月の宮崎県における口蹄疫発生から10年を迎え、日本養豚協会など畜産団体は10月23日、福島県西郷村の家畜改良センターで慰霊祭を開催。鹿島神社(福島県白河市)の宮司により、慰霊碑を前に祝詞奏上や玉串奉奠などが執り行われた。慰霊祭には関係者140名が参列。農水省からは葉梨康弘副大臣も出席し「生産者の苦痛や心痛を再認識した。10年前の教訓を風化させることなく、これからの防疫対策にしっかりと生かしたい」と語った。


慰霊碑は、宮崎県における口蹄疫禍で30万頭におよぶ牛・豚が殺処分され犠牲となった家畜の慰霊と教訓を後世に伝えるため、同年11月に建立された。

まきばの四季⑦「熊の被害の話」――酪農家・佐藤博久(秋田県鹿角市)

2020-11-01 まきばの四季_7
まきばの四季_7_2

10月半ば、秋真っ盛りの高原です。コロナ災禍は収まる気配は無く、その影響からか、家畜市場の仔牛相場が安値になってきました(残念…)。


牧場ではルドベキア(黄色の花)が9月半ばまで咲き続けていました。これは小鳥からの贈り物。15年ほど前、住宅の軒下に、植えたこともないのに綺麗に咲き、こぼれ種で増えていました。一昨年初めて種を採り、播いてみました。2カ月間は咲くお気に入りの花です。


ところで我が家では平成23年までコーンを作っていました。当初は90日タイプでしたが、温暖化で105日タイプまで作れるようになっていました。11㌶作付けし年間通してサイレージとして利用、やがて余るようになり、タワーサイロ以外にもスタックで貯蔵しました。ところがいつ頃からか熊による食害が出るようになりました。被害面積は徐々に増え始め、20年頃には2㌶を超すほど荒らされるように。それでも残りの面積でサイロが満タンになったので「仕方ないかナ…」と半ば諦めていました。


狩猟免許(罠)を取得、猟友会に入り有害駆除にも参加。私が子育てしている頃には熊を見たことも無いのに、どこから集まってきたのだろうかと思うほどで、栽培を止める数年前には10頭を超す熊が、我が家のコーン畑周囲で毎年捕獲されていました。そして23年秋の収穫の時、ハーベスターの音に驚いて出てきた大きな熊を見て「コーンはもう止めよう」と長男と話し合って決めました。友人達は乾草ロールだけの給餌で安定していると聞いていたので。


翌年、牧草を播くために整地した元コーン畑には熊の足跡がいっぱい。畑の周囲に熊の歩いた立派な道が出来ていました(熊にとってはあるはずのコーンが無くて残念)。


そして平成28年春、家からわずか4~5㌔の鹿角市十和田大湯地内、牧草地近くの山林で、連続して4人が犠牲になった事件が発生。春の山菜採りシーズンで、タケノコ採りにきた方が被害者でした。ヘリが毎日のように飛んでいました。


猟友会で畑の箱罠にかかった熊を見ますが獰猛かつその威嚇が強烈で恐ろしい。絵本の「クマさん」のイメージとは大違い。熊と山で鉢合わせになった時、あの凶暴さの前ではどんな人間も無力です。


近頃は特に注意して牧場周囲に熊の隠れる環境は作らないように、そして人身事故だけは避けようと仲間と共に取り組んでいますが、今年は地区での目撃状報が実に多い。8月には切ないことに友人の牧場で仔牛が2頭犠牲に。その後、地域内で10頭を超す熊が駆除されましたが、住民より多い数の熊が生息しているのは間違いないと思います。(毎月1日号掲載)

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