全酪新報/2021年3月1日号
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「2021年度予算エコ酪事業、環境負荷軽減へ継続支援」――基本的な枠組は維持

2021-03-01

2021年度当初予算では、環境負荷軽減型酪農経営支援事業(エコ酪事業)に今年度(令和2年度)より1億3500万円減の60億4800万円を計上した。飼料作付面積を確保して環境負荷軽減に取り組む酪農家を引き続き支援する。21年度は一定規模以上の飼料作付面積を確保する酪農家に対して面積に応じて単価を乗算して交付するが、そのほか要件や単価など基本的な枠組みに変更はない。

お断り=本記事は3月1日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「自民・鳥獣被害対策委が特措法改正に向け議論」――広域的な捕獲活動等へ措置

2021-03-01

自民党は2月16日、党本部で鳥獣被害対策特別委員会(宮腰光寛委員長)等の合同会議を開き、鳥獣被害防止特別措置法の改正に向けて議論した。同法は鳥獣被害の深刻化や広域化をふまえ2007年に成立し、以降、数回に亘って改正している。今改正案では、昨年10月の会合で関係団体から要望の多かった猟銃所持許可更新時の技能講習免除規定の期限延長をはじめ、都道府県における被害予防に向けた広域的な捕獲活動の実施や人材育成などを必要な措置として盛り込む。近く素案を作成した上で改めて議員からの意見を聴取する方針だ。


会合で改正の方向性に関して説明した宮腰委員長は、猟銃所持許可更新時の技能講習の免除について「16年の改正でも5年間延長しており、今回も同様の期間を基本として検討したが、これまでの免除期限が狩猟期間中であったことから、団体からの要望を踏まえて、今回の改正では鳥獣保護法で定められた狩猟期間(10月15日~翌年4月15日)に合わせた期日とし、具体的には27年4月15日までの約5年4カ月の延長としたい」と述べた。

「全酪連が酪農会館玄関前に牛乳乳製品自販機設置」――会員製品も含めて広くPR

2021-03-01

全酪連(砂金甚太郎会長)は2月22日、東京・代々木の酪農会館1階の玄関前に設置した牛乳・乳製品の自動販売機の除幕式を開いた。自販機での販売を通じ、同会や会員の牛乳・乳製品の魅力を広く消費者へ紹介する目的で設置した。


式典で砂金会長は「本会が取り扱う乳製品の販売を通じ、酪農家の真心を安心とともに消費者へ直接届けたい。また、地域に根ざした農系乳業者が製造販売している様々な牛乳・乳製品を多くの皆様に触れていただける機会を設けることで、我が国酪農乳業の健全な発展と消費者の健やかな生活に寄与できないかという想いがある。今回の自動販売機設置でこうした想いの実現に少しでも近づくことができれば幸いだ」とあいさつした。除幕式には同会の大森一幸常務や来賓として全国酪農協会の三国貢常務も出席した。


自販機では全酪ブランドのバターやチーズのほか、らくのうマザーズや東毛酪農協、南日本酪農協同㈱の製品も含め計26品目を販売中。今後は他の会員が製造する牛乳・乳製品も販売する予定で、各会員のコーヒー商品を集めた飲み比べ等の企画も検討しているという。


設置にあたっては、チラシ6千部を作成し、地域に配布した。全国的にも珍しいバターやチーズを含む牛乳・乳製品の自動販売機ということもあり、初日から多くの消費者が購入する姿がみられた。

「㈱明治、北海道、東・西の酪農事務所廃止」――4月1日付

2021-03-01

㈱明治は2月18日、北海道と東日本、西日本の3地域にある酪農事務所を廃止すると発表した。4月1日付で組織改正及び人事異動を実施する。組織改正ではこのほか、イノベーション事業戦略本部を新設するほか、マーケティング本部の各部を再編する方針としている。

まきばの四季⑪「ホームページに挑戦」 酪農家・佐藤博久(秋田県鹿角市)

2021-03-01 まきばの四季_11
まきばの四季_11_2

優しいミューがいなくなり寂しいと思っていた頃、新聞に「ダルメシアン売ります」の広告。電話すると秋田空港の近くで家からは遠い。後日ヘルパー休日を利用し家族皆で迎えに行った。「牧場と聞いていたので元気な女の子を選びましたよ」と係員。そこは警察犬訓練所で、ブリーダーが集団生活を体験させていたのです。数頭の兄妹と共に元気いっぱい走り回っていた子犬を受け取り、何度も休憩させながら帰宅、ベルと名付けました。


この犬種は馬車の先導犬らしく、走ることが得意で、軽トラの前を走るのがとっても大好き。ベルの走りには自転車でもついてゆけません。ある日、ベルを繁殖させたご夫妻が「あの子は牧場でどんな暮らしをしているのだろう」と兄の雄犬を連れて来訪。たまたま八戸に用事があり、その帰り道とのことでした。雌ながらベルの体格はその雄犬よりもひとまわり大きく、それをご夫妻は驚き(この子はここで幸せに暮らしているな…)と喜んで帰られました。ベルは来客にも人気があり皆にかわいがられる、そんな日々でした。


ところでちょうどその頃、私が参加したある会合で、インターネットのウェブサイト、ホームページは誰でも作れるらしい、そんな話題が出た。その数年前から趣味のカメラをフィルムからデジタルに換えて、牧場の四季の写真を撮りためていた私。ひととおりパソコンも使っていたし挑戦しようと、そんな思いが湧きました(前向き思考の私は自分の知識レベルも知らずに…)。


まず「だれでも簡単に作れるホームページ」なる本のネーミングに惹かれて購入。読んでみると専門用語がびっしりで、その意味を理解するため「ホームページ用語辞典」を購入。読み進めると自分の知識の無さに直面、ほとんど前に進めなかった。そこで「初めてのパソコン・初心者用」という本で第一歩から始めることに。パソコンのことは知っているつもりだったが所々言葉の意味が分からず、結局「パソコン用語辞典」も購入。当時57歳、学生のように新しい知識を柔軟に吸収できる訳もなく、何度も文章と関連付けて用語を覚えたり、ページと行をいったり来たり。それでも繰り返し読むうちにある程度理解出来るようになっていた。分からない所は何度も友人に聞きながら、ようやく出来上がった自分のサイトをアップロードしウェブ上で見ることができた時には(なるほど、こんなふうに見えるのか!)と達成感に包まれた瞬間でした。


ある時などはどうしてもサイトの更新が出来ず、困った私はサポートセンターに電話。担当者は「メールを送るからそれを開くように」と。届いたメール内のリンクを開くと、一瞬画面が動いたあとカーソルが私のパソコン内の画面を自由に動き回っている。驚いて見ていると電話の向こうの担当者は「どこも異常はなく不具合はありませんね、転送設定も合ってますよ」とのこと。(誰かが私のパソコンに入り込み操作している。これはハッキングかな?こんな使い方もあるのか)と感動したものです。その後なぜか問題なくサイト更新できました。


2007年にサイト開設、09年にはブログとリンクさせ、今も牧場の写真集として公開している。季節の移り変わり、牧場の日々の様子などの写真を撮り続け、更新しながらデザインも変えて、当時のOS関連ソフトもその都度更新してきた。技術や機器も日々進歩しており、正直いつまで自分が対応できるか分からないが、基本の枠組みは出来ているのでまだまだ行ける気がする。


それから数年後のある穏やかな初秋、ベルの歩様がおかしいので、病院に連れて行くと甲状腺ガンが進んでいて三カ月もたないと告知。「気休めかもしれませんが短期入院を勧めます」のことで、藁にもすがる思いで2日間入院させた。


ベルを迎えに行った時、こんなにも喜ぶのかと思うほどの喜びように妻と共に感涙し、今日来て良かったと思った。帰ってからも日々病気は進みやがて起き上がれなくなった。介護を続けながらの投薬もむなしく、やがて食事も細くなり身動きも少なくなったが、体格が良かったので重く、介護はいつも夫婦で看ていた。ベルは言葉を話せないが私たちとは心が通じていた。最期の時は雪の降る夜。今思えば牧場の緑に似合う素敵な犬だった。(毎月1日号掲載)

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