全酪新報/2025年7月20日号
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「コスト指標作成にあたり考慮すべき論点を議論、地域差等の実態を踏まえたデータ活用に留意」――第4回飲用牛乳WG

2025-07-20

農水省は7月15日、省内で適正な価格形成に関する協議会の飲用牛乳ワーキンググループの第4回会合を開き、コスト指標作成にあたり考慮すべき論点を議論。地域差等の実態を踏まえたコスト指標作成、データ活用に留意して進めるべきなどの声が上がった。会合で出た論点を踏まえ、今後、関係者で具体的に詰めていくことで合意した。-詳細は全酪新報にてご覧ください-

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農水省で開かれた第4回飲用牛乳WG

お断り=本記事は7月20日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「8月1日に相互関税25%適用か、石破首相『国益を守りながら全力で取り組んでほしい』」――日米関税交渉

2025-07-20

日米関税交渉をめぐり米国は7月7日、日本からの全製品へ25%の関税を課すと発表した。引き下げ交渉が合意に至らなかった場合、8月1日より適用される。4月に発表されていた相互関税の交渉期日である7月9日を延長する形で、日本を含めた各国へ通知しており、新たな期限に向け、石破茂首相は8日開催の対策本部で「引き続き、我が国の国益を守りながら米国との協議を続け、政府一丸となって、最優先かつ全力で取り組んでほしい」との姿勢を示した。


両政府で交渉が始まった4月時点では、一律関税と上乗せ分を併せた相互関税の税率は24%(自動車等は25%)。そのため、自動車等を除いた他製品でみると、今回の25%はそれを1%上回る水準となる。


日米関税交渉を担当する赤澤亮正経済再生担当相は、7月8日に米国のハワード・ラトニック商務長官及びスコット・ベッセント財務長官とそれぞれ電話で会談。協議を精力的に継続していくことで一致するとともに、「引き続き、米側との間で、日米双方の利益となるような合意の可能性を探っていく」としている。


7月18日には、大阪・関西万博への出席のため17日に来日したベッセント財務長官と石破首相の会談が行われる。

「安全な取引に向け検疫体制を相互協力・強化へ、牛肉輸出の早期再開目指す」――日中動物衛生検疫協定を発効

2025-07-20

日本産牛肉の中国向け輸出再開の前提となる「日中動物衛生検疫協定」が7月11日に発効した。同協定は、国境を越える動物疾病の管理における両国の協力強化を通じ、動物および動物由来の製品の安全な取引の促進を目的としたもの。牛肉をはじめ、家畜由来の畜産物も協定の対象。農水省は「今回の発効を受け、牛肉輸出の早期再開に向けて中国政府との間で関連の食品安全や放射性物質を含めた協議を引き続き推進していく」としている。


中国への日本産牛肉の輸出は、我が国でのBSE発生を受け、2001年より停止している。一方、中国への日本産牛乳・乳製品の輸出については、11年の福島第一原発事故以来、停止されている状況。


同協定は、19年4月に実質合意、同年11月に日中両政府が署名したものの、その後は中国政府からの国内手続き完了の通告を待っている状況だった。


なお日本から海外への牛乳・乳製品輸出の24年実績は305億円。品目別では、LL牛乳・チルド牛乳20億円、育児用粉乳147億円、チーズ25億円、アイスクリームその他氷菓91億円。


政府は牛乳・乳製品について、30年輸出額目標として883億円に設定。品目別ではLL牛乳・チルド牛乳25億円、育児用粉乳706億円、チーズ29億円、アイスクリームその他氷菓96億円と目標を掲げている。


中国に関しては育児用粉乳を中心に30年目標として456億円を設定しているものの、24年現在は氷菓等の輸出による9億円のみ。

「ランピースキン病発生防止へ、吸血昆虫対策の徹底よびかけ」――農水省通知

2025-07-20

農水省消費・安全局は7月15日、引き続きランピースキン病への警戒が必要として、サシバエ等の吸血昆虫対策の徹底を求める通知を都道府県の家畜衛生主務部長宛てに発出。合わせて、畜産関係団体に対し傘下会員等へ周知するよう呼びかけた。ランピースキン病は昨年12月26日の発生を最後に国内では確認されていないが、サシバエ等の活動が活発な季節であり、国外についても過去に発生が無かったイタリアやフランスで発生が確認されていることから、感染拡大防止に向けた対策【図】の徹底が重要となっている。


昨年11月に福岡県内で発生が確認された当時の対応やその後の春先に向けたサシバエ対策など、関係者の尽力により、現在のところ新規の発生農場は確認されていない。


一方、国外では6月20日にイタリア、6月29日にフランスで同疾病の発生を確認。両国からの牛由来製品等の輸入は一時停止している状況で、7月17日時点でイタリア27件、フランス26件の発生が確認されるなど拡大している。引き続きの早期発見、早期連絡及び飼養衛生管理の徹底等が求められる。


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「ミルクマイスター®の高砂航氏と向井智香氏がミルク愛を語る」――栃木県牛乳普及協会

2025-07-20 7月20日号記事5_QRコード

栃木県牛乳普及協会(臼井勉会長)は8月11日、栃木県総合文化センター(宇都宮市)で「ミルクの国とちぎ とちぎ☆夏ミルク『真夏のわくわくミルクで元気!』」と題したイベントを開催する。「牛乳を愛する2人から、新しい牛乳の魅力を知ろう!」をテーマに、ミルクマイスター®の高砂航氏(グラフィックデザイナー)と、向井智香氏(ヨグネット代表)が講演する。


講演終了後には計50名に牛乳・乳製品の詰め合わせが当たる抽選会も行う。参加無料、申込は二次元コードより。


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