乳滴/2026年9月10日号
自然災害伝承碑
災害に苦しめられた夏だった。風水害への用心を促す雑節、二百十日(今年は9月1日)を待たず6月、7月の段階で早くも台風で各地の交通機関が混乱し、多くの旅客が遅延・足止め等影響を受けた。
7月28日、最大震度7を記録した熊本地震では家屋倒壊、ガス爆発事故もあり38人が犠牲に。
8月には千葉、石川、福井で線状降水帯が発生、局地的な豪雨、急な増水で車に閉じ込められたまま犠牲になった方もいる。その都度メディアは「不要不急の外出は避けよ」と注意喚起するが、外出先で線状降水帯に遭遇した場合、落ち着いた行動がとれるか自信がない。
さて、写真・動画等の映像記録媒体が普及する以前から、日本では洪水・地震・津波・火山噴火等の災害を、石碑等の形で伝え、後世の人々に注意を促す取り組みがなされてきた。
こうした各地の「自然災害伝承碑」を、国土地理院がネットの地理院地図上で公開している。伝承碑アイコンをクリックすると記念碑の写真と災害記録が表示される。
自然災害の発生予測はなかなか難しいが、教訓とすることはできる。
今月は防災月間。身近な伝承碑から地元の災害史を知り、万一の備えを再確認する機会にしてはいかが。









