乳滴/2026年9月20日号
ウシの寿命
乳牛はまれに十産以上・12歳以上もいるが、一般的に三産〜五産・5歳~7歳でその役割を終える。経済動物のため生涯を全うする前に淘汰されることが殆どだが、生物学的な本来の寿命は20歳前後と言われている。
ヒトの場合、医学の発達や生活環境・食生活の向上などから日本人の平均寿命は80歳を超えているが、DNA解析や体のメンテナンス機能などから生物学的な本来の寿命は50歳前後との説がある。(50歳を過ぎると急に人間ドックの数値が悪くなるのはこのためか?)
では生物学的寿命を比較してみよう。
ウシの初産年齢は2歳位、これをヒトに当てはめると5歳で初めて子供を産むことになる。ウシが五産・7歳、ヒトでいう18歳弱で淘汰されるが、ヒトはそこで、やっと子供が産める年齢に達する。また長命で十産・14歳のウシは、ヒトに当てはめると35歳に。ヒトの生物学的寿命50歳とすれば、妊娠もこのあたりが限界と思われる。
ヒトと比べるとウシは最初の分娩までの期間が非常に短く、早く生産活動を始めてくれる。人類がウシを飼い乳を搾り始めたのは約8千年前と言われている。
食料確保が困難な時代に生後短期間で長く継続的に供給出来たので、古くから大切な家畜とされてきたのだろう。









