乳滴/2025年10月10日号
家族ぐるみの子育て
少子化問題が叫ばれて久しい。2024年の日本の出生数は過去最少の約69万人、合計特殊出生率(以下、出生率)1.15人。ちなみに筆者が生まれた1965年の出生数は約182万人、出生率2.14人だった。
この傾向は日本のみでなく、24年の出生率は例えばスウェーデン1.43人、フィンランド1.25人、2010年代に2人を保っていたフランスも1.65人に減ったと報道があった。
身近な国内を見れば、住宅価格はバブルを思わせる値上がり。教育費も塾・習い事を入れると結構かかる。晩婚化が進み初産の年齢は上昇している。こうした社会・経済情勢の変化に加え、価値観の変化も影響しているだろう。
共働き夫婦の子育てを支援する働き方改革など行政、企業の対応も進んではいるが、出生率は右肩下がりが続いている。少子化対策としては、決め手に欠けているのが実態のようだ。
ところで、私の知り合いには複数の子供を育てている酪農家が多い。牧場経営は、いわば夫婦揃って(または家族皆が)在宅勤務で、家事・子育ても家族ぐるみ。酪農は産業としてすそ野が広く、地域社会でも重要な役割を担っていることが多い。もしかしたら、このあたりに少子化対策のヒントがあるかもしれない。









