ミルクタイム
「都会の真ん中(有楽町駅前)に乳牛」―農水省がジャパンフードフェスタ
食と農林漁業の祭典「ジャパンフードフェスタ2012」(農林水産省主催)が11月3日、4日の2日間、東京都心の有楽町から丸の内仲通りで開催された。有楽町駅周辺には「家畜ふれあいエリア」が設けられ、乳牛や仔牛が展示された。乳しぼり体験や仔牛への哺乳体験などが大人気。買い物客など通りがかりの人達が盛んに携帯やカメラで珍しそうに乳牛を撮影していた。
また、隣接地には「日本の牛乳エリア」も設けられ、乳牛からいただく大地の恵みとして大手乳業メーカーが提供した牛乳の試飲や乳製品の製造パネルの展示・説明が行われた。搾乳体験は午前と午後の2回実施され、合計100名が参加した。また、ふれあいコーナー参加者は厳重な手指や靴底消毒のほか、乳牛への感染症予防のため、1週間以内の海外渡航者は搾乳や哺乳体験には参加できない制限など厳重な防疫体制で行われ、参加者が驚くほどだった。
通りには「日本のお肉・卵・牛乳の魅力を高校生が発信」として全農キッチンカーによる調理食品の即売、「農業高校生たちのフードバトル」では、牛乳を使った料理の紹介や「東北の恵みの魅力を発信」「世界に誇る日本フード」、全国の大学生による「農林漁業学園」、「地域の6次産業」「フードアクションエリア」など日本の食を食べ歩くストリートが丸の内の仲通りに出現して大賑わいだった。
農水省と経産省では生産者と消費者、日本と世界の絆を深めることで我が国の農林漁業・食品産業・農山漁村がもつ素晴らしい価値を広く国民・世界に伝え、ジャパン・ブランドの再構築を図ることを目的に以下のイベントを集中的に開催してきた。
《東京都内》「ファマーズ&キッズフェスタ、実りのフェスティバル」11月10~11日・日比谷公園、「アグリビジネス創出フェア」11月14~16日・東京ビックサイト、「祭典シンポジウム」11月17~18日・秋葉原、「農林水産祭式典」11月23日・明治神宮会館、「農業フロンティア2012」12月1~2日・東京ビックサイト。