ミルクタイム

スカイツリータウン・東京ソラマチで1周年記念イベント―「東毛酪農63℃」フレッシュミルク祭り開く

2013-06-14

群馬県太田市の東毛酪農協(大久保克美組合長)は6月1~2日、東京スカイツリーに併設の大型商業施設「東京ソラマチ」内の「東毛酪農63℃」のオープン1周年記念イベントを開催した。同店は低温殺菌牛乳で作るソフトクリームが大人気で計画を上回る人出、売上となっている。


当日は、店舗のあるイーストヤード4階の一画で「フレッシュミルク祭り」を開催。低温殺菌牛乳とナチュラルチーズの試飲・試食、模擬搾乳体験などを行ったが、昨年5月22日に開業した東京スカイツリーの開業1周年のお祝いムードで施設全体が盛り上がる中、東毛酪農63℃のイベント広場も来場客で埋め尽くされた。

会場風景
牛乳の飲み比べやチーズの試食、模擬搾乳体験が行われた

イベントは両日、午前10時から午後5時まで行われたが、大久保組合長が終日マイクを持ち「酪農家が搾った美味しい牛乳を、出来るだけ手を加えずにパックにしています」などと、風味を生かすため組合が低温殺菌・ノンホモ(生乳中の脂肪球を均一化処理しない)処理にこだわった低温殺菌牛乳を紹介。低温殺菌の殺菌温度「63℃」ロゴを加えた新パッケージをお披露目し、関東地区で広く宅配対応が可能であることを呼びかけた。


イベントの途中には群馬県の〝ご当地ゆるキャラ〟「ぐんまちゃん」も協力。撮影会で子どもたちは牛乳パックを両手にポーズを決めてくれた。また、東毛酪農63℃店舗では、同店のオープン1周年記念バッジを配布。2日間とも行列ができた。

大久保克美東毛酪農協組合長
大久保克美東毛酪農協組合長。「63℃」ブランドを市販の低温殺菌牛乳でも展開している

大久保組合長は、今回のイベントは東京ソラマチ側の依頼がきっかけと説明。「大事なのは、美味しいと思って飲んでもらうこと。美味しい牛乳を提供することが我々の使命」と語り、引き続き低温殺菌牛乳を中核としたマーケティングに意欲を示した。また、イベントの手伝いを自ら買って出たことについて「これが俺の仕事だから」と笑いながら話した。


開業1周年を迎えた東京スカイツリーでは5月7~6月4日に歓迎セレモニー等の記念行事が行われた。この1年間の来場者数はスカイツリーで約638万人、スカイツリータウン全体で約5080万人だった。

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