全酪新報/2017年5月20日号

「酪政連、指定団体改革と自由貿易交渉の動向懸念」――再度強力に要請

2017-05-20

酪政連は5月17日、常任・中央委員合同委員会を開き、従来から要請してきた指定団体制度改革と自由貿易交渉に関して、引き続き今後の動向が懸念されるため、政府・国会に再度要請した。また、2018年度予算確保に向け、後継者・新規就農者対策、ヘルパー要員確保対策、後継牛確保対策などを柱とする要請事項を決め、併せて要請活動を行った。

お断り=本記事は5月20日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「2017年度の受託乳量2.1%減でスタート」――北海道・都府県とも前年下回り、懸念

2017-05-20

中央酪農会議は5月16日、4月の用途別販売実績を取りまとめた。それによると、全国の総受託乳量は59万2561㌧で前年度を2.1%下回り、2017年度は減少でスタートした。北海道、都府県とも前年を下回わり、懸念される。


地域別では、北海道は31万2818㌧で2.1%減。昨年度は4月から8月までは前年を上回って推移していたが、9月以降は減少に転じている。


一方、都府県は27万9744㌧で2.2%減。全ての地域で前年を下回った。


中酪・指定団体は今年度の需給安定化対策(計画生産)の中で、2017年度も増産を目標としている。

「働き方改革の楽酪新事業、60億円全額活用を」――農水省

2017-05-20

酪政連の中央・常任合同委員会に出席した農水省牛乳乳製品課の金澤正尚課長補佐は、政府の働き方改革の推進によって今年度の新規事業として措置された酪農経営体生産性向上緊急対策事業(楽酪事業)について、「予算をしっかりと使い切っていただき、労働時間を少しでも削減できる一助としてほしい」と呼びかけた。


同事業は搾乳ロボット、ミルキングパーラー、搾乳ユニット搬送レール、自動給餌機、哺乳ロボット、エサ寄せロボット、発情発見器、分娩監視装置の導入を支援するもので、予算額は60億円。補助率は2分の1で、1経営あたりの補助金は3千万円を上限としている。


酪政連は来年度予算確保に関する要請事項の中に、同事業の継続と対象機械の範囲拡大を盛り込んだ。委員会の中で佐藤哲副委員長は「規模拡大用件はなく家族経営が利用できる。60億円の予算を使い切って、それでもさらに要望があればいい予算ということになり、来年度以降も継続できることになるだろう」と事業の積極活用を求めた。

「指定団体の生乳流通、安心・安全、需給調整に懸念」――改正法案に雪印メグミルク西尾社長

2017-05-20

現行の加工原料乳生産者補給金等暫定措置法を廃止し、新たに2018年4月から「畜産経営の安定に関する法律」(畜安法)の中に恒久法として位置づける改正法案の具体的な検討が現在、進められている。雪印メグミルクの西尾啓治社長は2017年3月期決算説明会の席上、改正法案をめぐる議論に対し「指定団体以外の生乳の流通で、安心・安全が確保出来るか、安定的な需給調整等も出来るのかという懸念がある。機能は本当に維持されるかどうかが重要なポイントだ」と述べ、法案の今後の検討方向に対して懸念を示すとともに、指定団体制度の果たす機能の重要性を強調した。


西尾社長は指定団体制度の役割について「酪農乳業界は長年、指定団体による一元集荷・多元販売が行われ、需給調整と安定的な価格形成が行われてきた。同時に、安心・安全という面から見ても、生乳処理・流通の中で品質が確保されてきた」との認識を示し、改正法案施行後の生乳流通上の懸案事項として「安心・安全の確保、安定的な需給調整が出来るのかという懸念がある。機能が本当に維持されるかどうかが重要なポイントだ」と述べた。


また、西尾社長は減少が続く国内の生乳生産動向について言及。「これ以上の生乳生産基盤の弱体化の進行に対しては、酪農界のみならず乳業界でも懸念している。まずはしっかりと基盤を整えていただきたい」とした上で「年間100万㌧前後の生乳を調達させていただいているが、乳製品の市場はどんどん拡大している。さらに生乳が確保出来るような基盤が出来ることを願っている」との考え方を示した。

「馬瀬口全国酪農協会会長の旭日中綬章祝う」――「酪農業界の栄誉」と全酪連・砂金会長

2017-05-20

全国酪農協会、全酪連、中央酪農会議、酪政連など酪農関係10団体は5月12日、平成29年春の叙勲で旭日中綬章を受章した馬瀬口弘志氏(全酪協会会長、全酪連理事、東海酪連副会長、岐阜県酪連会長、飛騨酪農協組合長、74歳)の祝賀会を都内で開いた。


主催者を代表して挨拶した全酪連の砂金甚太郎会長は「家族、本人はもとより、我々業界にとっても栄誉あるもの」と述べた。また、砂金会長は馬瀬口氏の功績について「今までBSEや口蹄疫など幾多の試練に見舞われてきた。そうした中、持ち前の指導力と確固たる信念のもとに様々な課題に対処し、全国の酪農生産者の社会的、経済的な地位向上に大きな貢献を果たされてきた。こうした活躍は酪農家に大きな希望を与えるものだ」と讃えた。


来賓の農水省の大野高志畜産部長は「全酪協の理念である酪農家の経済的、社会的地位の向上を図るための活動に尽力された。我が国酪農の中長期的な発展に資する提言を発表されてきたほか、独自の支援事業を展開し、継続的な取り組みが必要である課題に対して指揮され、酪農発展と社会貢献に尽力された」とした上で「人並みならぬ情熱と熱い人望を兼ね備えたリーダーとして、今後も地域を引っ張っていただきたい」と祝辞を述べた。


祝賀会には農水省畜産部の幹部職員が多数出席。酪政連の佐々木勲委員長の乾杯の発声で祝宴に入った。


馬瀬口氏は「受章の喜びをかみしめている。私はこれまで、酪農の道を歩んできた。これまで支えていただき、ご指導をいただいた皆さんのおかげ。改めてお礼を申し上げたい」と謝辞を述べた。

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