乳滴/2025年2月1日号
感謝で迎える還暦
年が明けてひと月程過ぎ、いまさらではあるが、今年の干支「巳年」は、正しくは「乙巳(きのとみ)」という。
「干支」は「十干十二支(じっかんじゅうにし)」を省略したもので、十二支は「子丑寅…」で始まる12の動物と「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の10要素からなる十干を組み合わせた60通りになる。(単純に計算すると120通りだが干支と十干の組み合わせ方があり60通りとなるらしい)
かくいう筆者も今年は還暦の年男であることから「乙巳」は筆者の生まれた年の干支でもある。
酪農業界に奉職して早38年になるが、その月日の中で結婚し3人の子宝に恵まれ、彼らもすでに独立し、同級生の妻と2人の生活に戻っている。
先日、子供達が我々夫婦の還暦の祝いの席を設けてくれた。長男夫婦と孫2人に次男夫婦、娘の総勢9名での宴席となり喜びを感じつつも、このような家族を築けたのは酪農業界のおかげであり、38年の日々でお世話になった多くの業界関係者の方々や酪農家の皆様の顔が浮かび、酪農生産現場での思い出、記憶が蘇る。
人生100年の時代。還暦はまだまだ未熟者のつもりで、微力ではあるが感謝の気持ちを込めて酪農業界のお役に立ててる様、今年も業務に取り組んで行こう。