乳滴/2024年11月10日号
海外酪農視察の勧め
全国酪農協会主催のロイヤル・ウィンター・フェアとカナダ酪農視察の一行が11月5日、羽田を出発。会員経由で応募のあった酪農後継者、酪農協職員、酪農青年女性会議・全酪連の全国酪農青年女性酪農発表大会発表者の方々に参加いただいた。新型コロナ禍をはさみ5年ぶりの催行だ。
視察の目玉、ロイヤル・ウィンター・フェアは畜産、農業の巨大イベント。乳牛・肉牛・豚のほか鶏、馬・羊・ヤギの共進会等が開かれる。作業着等農業用品、台所用品、記念グッズなど、お土産品売り場もとても充実しており、買い物も楽しい。
視察先農場は日本風に言えば6次産業化を進めている家族経営牧場と、著名なブリーダーの2軒。美しい牧場と乳牛を目の当たりにして、経営者と働く人たちの頑張りをみると私たちの励みにもなる。せっかくの海外なので視察だけでなく観光、地元スーパーでの買い物等日程はちょっと忙しい。一方で、日頃の仕事を離れた、夢のような数日間でもある。
この新聞が読者のお手許に届く頃には早くも帰国し、皆さんそれぞれまた現実の日々に戻る頃。カナダで見たこと聞いたことは勉強になることが多いが、日本の良い部分にも気付いたりして、視野が広がったと思える良い機会でもある。興味のある方は来年以降検討されてはいかが。