全酪新報/2022年3月1日号
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「全酪連、10~12月分の配合飼料1㌧2千円支援」――高騰踏まえ緊急対策

2022-03-01

全酪連(隈部洋会長)はこのほど、2021年度10~12月期の牛用配合飼料の供給数量に基づき、㌧当たり2千円を支援する独自対策を実施し、2月末までに会員に支払った。配合飼料価格の高騰など、酪農経営を取り巻く環境は依然厳しい状況が続いているなか、全酪連としても生産者を支援するため、緊急的に対策を講じた。-詳細は全酪新報にてご覧ください-

お断り=本記事は3月1日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「生乳生産、6カ月連続で3%以上増」牛乳統計1月――年度末・春先需給へ対応急務

2022-03-01

農水省が2月25日に公表した2022年1月分の牛乳乳製品統計によると、生乳生産量は65万186㌧で前年同月比3.5%増となった。3月より増加基調で推移しており、8月以降6カ月連続で3%以上増と大きく伸長している。


一方、脱脂粉乳の在庫は依然高水準で、1月末時点では9万8758㌧と大幅に積み増している。業務用需要や学乳については、昨年や一昨年ほどの影響は現状では出ていないものの、生乳生産がさらに増加するとみられる年度末・春先を見据えた、一層の消費拡大等の対応や取組が急務となっている。


全国の生乳生産量のうち、北海道は36万6919㌧で前年同月比4.7%増。都府県は28万3267㌧で2.0%増。ともに畜産クラスター等の基盤強化対策や関係者の取組が奏功し、生乳生産は増加傾向で推移している。都府県を地域別でみても、東北と沖縄を除いて全ての地域で上回っている。

「原油・穀物相場に懸念、ロシアがウクライナ侵攻」――ガソリン等価格7週連続上昇

2022-03-01

ロシアのウクライナ侵攻が国際商品取引に影響している。日本国内でも、ガソリン等価格が7週連続値上がり(資源エネルギー庁・2月24日公表)、トウモロコシの国際価格も上昇傾向にある。酪農経営をめぐっては資材不足や生産コスト増など、現状でも課題は多く、穀物と原油相場の今後の動向が懸念される。


緊迫するウクライナ情勢について、金子原二郎農相は25日の会見で「現時点では我が国への食料供給への直接的な影響は確認されてないが、原油価格や穀物の価格は上昇する動きを見せており、間接的に我が国の農林水産業が影響を受ける可能性がある」と指摘した。原油価格高騰対策として、補てん金を交付する制度を実施していることを説明した上で「引き続き事業者に対する影響と対策の効果を確認しつつ、さらなる対応策の必要性を検討していきたい」と述べた。

「雪印メグミルクの社長執行役員に佐藤雅俊氏」4月1日付――6月総会で代表取締役社長へ

2022-03-01

雪印メグミルク㈱は2月22日の取締役会で、新たな社長執行役員(CEO)に佐藤雅俊常務執行役員の就任を決議したと発表した。4月1日付の異動で、6月開催予定の株主総会後の取締役会で代表取締役社長に就任する予定。西尾啓治社長は取締役相談役に就く。同日開かれたオンライン記者会見で佐藤氏は「西尾社長が作り上げた盤石な事業基盤や財務基盤を徹底的に活用し、グループを成長のステージへ導きたい」と意気込みを示した。


佐藤氏は会見で、酪農乳業が生み出す価値の提供により、健康寿命の延伸や生活の質の向上など、様々な社会課題を解決することが同社の存在意義だと強調。その上で、成長のステージ実現に向け、スピード、価値の共創等の共感、チャレンジの3点を軸に「新しい時代に対応した、社会の期待に応えられる企業となるために全力で取り組んでいく」と述べた。

「農水省、食料安保検証へチーム立ち上げ」――2月25日

2022-03-01

農水省は2月25日、生産資材の価格高騰や頻発する自然災害など国内の食料安全保障をめぐる環境変化を踏まえ、「食料安全保障に関する省内検討チーム」を立ち上げた。食料・農業・農村基本法に基づき取り組んでいる食料安全保障施策全般について包括的な検証を行うとともに、将来的な国内の食料安定供給へ必要な施策についても幅広く検討を行う。チーム長には武部新農林水産副大臣を据えた。


同日の定例会見で金子原二郎農相は「十分な時間をかけて検証・検討を行っていく予定だが、検証及び検討の中ですぐに着手すべきと結論が出たものについては、速やかに実行していく」と述べた。

「全酪協会が酪農基本対策委員会をオンライン開催」――酪農情勢等の講演通じ課題共有

2022-03-01

全国酪農協会(砂金甚太郎会長)は2月22日、オンラインで酪農基本対策委員会を開いた。2020年度は新型コロナの感染拡大の影響により中止したため、開催は2年振りとなる。関係団体の役職員や酪農共済取扱団体の関係者など約80名が参加。鳥獣被害の現状や最近の酪農情勢に関する講演を通じ、見識を深めるとともに課題を共有した。


会合の冒頭、主催者あいさつした砂金会長は生乳需給をめぐる状況について「年末年始を何とか乗り越えたと思ったら、ホッとする間もなく、次は年度末・春休み対策が待ったなしだ。需給対策は年末年始以上に厳しくなると思っている」と話すとともに、学級閉鎖や休校による学乳への影響へ懸念を示した。


一方、酪農生産現場においては配合飼料や粗飼料の高騰、生産資材の値上がりなど、生産コスト上昇による経営への影響に言及。その上で「生乳需給の改善と合わせ、酪農経営の危機打開の対策も並行して進めなければ、酪農家の前途が見えてこない。新型コロナ後の需要増加に備えて生産基盤を損なうことのないよう、全力を尽くしたい」と述べた。

「みどりの食料システム戦略実現へ」――関係法案を閣議決定

2022-03-01

環境に配慮した農林水産業の推進へ、政府は2月22日、「環境と調和のとれた食料システムの確立のための環境負荷低減事業活動の促進等に関する法律案」(みどりの食料システム法案)を閣議決定した。農水省が昨年策定したみどりの食料システム戦略の実現に向け、環境保全に取り組む生産者や事業者を公式に認定し、環境負荷を低減させる機械・施設導入の際の税負担軽減など必要な措置を講じるために法定化したもの。開会中の通常国会で成立させ、年内施行を目指す方針。

「牧場で輝く家畜の命」連載⑩ 瀧見明花里さんの写真エッセイ

2022-03-01
牧場で輝く家畜の命⑩ A

外川牧場(北海道新得町)のホルスタイン

牧場で輝く家畜の命⑩ B

モノクロ写真でギョロ目を強調

じーっ。放牧地に入ると視線を感じます。気配の先に目をやると1頭の牛さんと目が合いました。ギョロっとした目がなんか怖いぞ。一直線に向かってくるスピードと勢いに押されて、思わず電気牧柵を跨ぎます。とりあえず柵越しにご挨拶。「入ってもよろしいでしょうか?」その答えを出すかのように匂いを嗅ぎ、奥へと戻って行きました。


気を取り直して撮影を開始。他の牛さんを撮影していると、またもや気配を感じます。予想通りの視線に、思わず目を逸らし何事もなかったかのように振る舞う私。牛さんはお構いなしに向かってきます。距離をとって過ごしていると、農家さんが様子を見に来て言いました。


「この子はね、人が好きなの。」


飼い主さんにも変わらぬ顔で甘える姿を見て「元からギョロっとフェイスだったのね。ごめんよ」と和解。その後は思う存分、撮影に協力してもらったのでした。牛さんも、見た目で判断してはいけないのかもしれない。(全酪新報では毎月1日号に掲載しています)


プロフィール


瀧見明花里(AKAPPLE)


農業に触れるためニュージーランドへ1年3ヶ月渡航。2017年より独立。『「いただきます」を世界共通語へ』をコンセプトに、牛、豚、鶏をはじめとする家畜動物を撮影、発表。家畜の命について考えるきっかけを届けている。


※写真の無断使用はご遠慮下さい

https://photographer-akapple29.com/

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