全酪新報/2016年6月1日号

「2015年度の生乳生産、3年ぶりに前年上回る」農水省牛乳乳製品課―北海道1.7%増、都府県は0.3%減

2016-06-01

農水省牛乳乳製品課は5月17日、2015年度の生乳需給動向を取りまとめた。全国の生乳生産量は740万7300㌧で0.8%(うるう年修正後、以下同)増加し、3年ぶりに前年を上回った。地域別では北海道が1.7%増加したものの、都府県は0.3%減少した。同課は「国の対策や乳価値上げ、生産者の増産努力の結果が徐々に現れている」と総括した。

お断り=本記事は6月1日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「首相が酪農改革に意欲」―規制改革答申受け見解

2016-06-01

政府の規制改革会議(議長=岡素之住友商事相談役)は5月19日、新たな規制改革項目を安倍晋三首相に答申した。焦点となった指定生乳生産者団体制度については、当初の制度廃止案を撤回し、「制度の是非や現行の補給金の交付対象の在り方を含めた抜本的改革について検討」にとどめたが、今年の秋までに結論を出すよう期限を設けた。また、乳製品国家貿易の運用では、輸入したバター等乳製品を売り渡す際の流通計画の確認、市場調査などを速やかに実施するよう農水省の対応を求めている。


答申を受け取った安倍首相は「食卓にバターが十分に届くように、売り惜しみが疑われる場合には国が輸入したバターを売り渡さないこととする。さらに、どうすれば酪農家の経営意欲が高まるか、抜本的な改革を考えていきたい」と改革に意欲を見せた。


規制改革会議が第4次答申として盛り込んだ新たな改革項目は、農業分野のほか医療・雇用・投資など多岐にわたる。政府は答申に基づき、工程表をまとめた規制改革実施計画を閣議決定した後、具体的な作業へと移る。

「優良牛導入に最大5万円、飼養管理点検とセットで」―都府県酪農対策、家畜改良事業団が実施

2016-06-01

農水省は2016年度の畜産関連対策で、新たな都府県酪農対策として「優良乳用牛導入対策」に4億円を措置した。(酪農経営支援総合対策事業の内数で実施)遺伝的能力の高い優良乳用牛の導入を支援するもので、牛群検定加入と検定組合との連携による飼養管理の指導・点検が要件となる。


事業実施主体となった家畜改良事業団に事業の概要等を解説していただいた。生乳生産基盤強化に向けて、酪農経営の根幹を支える牛群検定の活用の観点でも積極的な事業活用を呼びかけている。


――事業の目的と基本的な仕組みは?


わが国の酪農情勢をみると、高齢化等による酪農家戸数や飼養頭数の減少等により、生産基盤の弱体化が進んでいる。さらに、近年まれにみる初妊牛等の価格高騰が、この現況に追い打ちをかけている。


そこで、家畜改良事業団では、16年度より新しい事業として「酪農経営支援総合対策事業(乳用牛能力向上事業:優良乳用牛導入支援対策)」(補助元:農畜産業振興機構)により、①都府県の牛群検定農家が優良乳用牛を導入する場合に、一定の要件により4万円もしくは5万円を支援②全国の牛群検定農家に飼養管理の改善指導を支援――の2つを取り組んでいく。


――具体的な支援内容は?


優良牛の導入に1頭当たり4万円を支援する。支援対象となる優良牛とは、家畜改良事業団が発行する「牛群改良情報」等における遺伝評価値である総合指数(NTP)または産乳成分が上位3分の1以内であること。初妊牛等の未経産牛においても同様となる。また、本牛が要件を満たしていなくても、血統登録を取得している牛であれば、その母牛が同様の要件を満たしていれば補助対象となる。


そして、前記の要件に加えて「ゲノミック評価を有する」または「泌乳持続性の遺伝評価が100より高い」優良牛を導入する場合には、1万円を上乗せした1頭当たり5万円が補助される。


――優良牛購買・貸付の流れは?


優良乳用牛は、都府県の生産者集団等(農協や農協連合会、または農家が3戸以上集まり規約等の要件を満たした団体)が購買し、牛群検定農家に貸し付けるという仕組みとなる。


補助金そのものは生産者集団等に支払われる。事業に参加する生産者集団等は、必ず地元の検定組合と連携し、飼養管理指導を行うことが必須となっている。


――飼養管理指導のポイントは?


優良牛導入関係の事業を行わずに、飼養管理指導のみの事業実施も行うことができる。


全国の牛群検定組合における飼養管理指導が対象で、具体的には「飼養管理チェックシ-ト」を準備してもらう。シ-トの内容は検定組合ごとに自由に構成してもらってかまわないが、例えば、「乳房炎予防のために、定期的なミルカ-点検していますか?」、「分娩後の発情回帰を見逃していませんか?」といった項目を、①充分②おおむね③不充分の3段階で単純にチェックし、酪農家の飼養管理改善を促してほしい。


飼養管理指導の具体的な補助は、指導のための交通費や事務経費などが対象となる。


――事業参加にあたり用意するものは?


生産者集団等が中心となって参加希望農家を取りまとめ、事業実施計画等を作成し、家畜改良事業団に提出してもらう。


優良牛導入の事業、飼養管理指導の事業とも牛群検定組合との連携が必要なので、所属する牛群検定組合に問い合わせてほしい。

それでも不明な点等があれば、家畜改良事業団(Eメール=toiawase@liaj.or.jp)まで連絡してほしい。


なお、本事業は、牛群検定参加農家が対象となる。牛群検定にまだ加入されていない方については、家畜改良事業団が別途進めている「牛群検定の試行(乳用牛改良対策事業)」をまず利用してほしい。


この事業(通称=お試し検定)は、牛群検定に新規加入する農家に対して6カ月間、検定費用を家畜改良事業団がサポートするもの。いつでも新規加入を受け付けているので、こちらも気軽に問い合わせてほしい。

「春の叙勲、砂金氏、奥澤氏、但野氏が受章」―酪農10団体が祝賀会開く

2016-06-01

全国酪農協会、全酪連など酪農関係10団体は5月13日、春の叙勲で旭日中綬章を受章した砂金甚太郎氏(全酪連会長、全国酪農協会副会長・70歳)、旭日双光章を受章した奥澤捷貴氏(前千葉県酪連会長、前関東生乳販連会長・71歳)、但野忠義氏(前福島県酪農協組合長・前東北生乳販連会長・70歳)の受章祝賀会を都内で開いた。

「6月1日は牛乳の日、6月は牛乳月間」―WARLD MILK DAY

2016-06-01

6月1日の「牛乳の日」、6月の「牛乳月間」にあわせて、今年も酪農関係団体や乳業メーカーは全国各地で酪農や国産牛乳・乳製品の理解醸成のための幅広いイベントを展開する。


主なものでは、牛乳の試飲等のPR活動(62件)、乳業工場見学会(58件)、父の日に乳(ちち)を贈ろうキャンペーン(55件)などが予定されている。


都内では6月4日にJミルクと乳の学術連合による記念学術フォーラムが開かれるほか、中央酪農会議が6月5日に六本木ヒルズで恒例の「六本木牧場」をオープンする。

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