全酪新報/2018年8月20日号

「初妊価格高騰で導入控え、自家育成の動き強まる」――全酪連・畜産主任者会議

2018-08-20

全酪連札幌支所は8月3日、札幌市内で2018年度北海道・都府県畜産主任者会議を開催した。会員農協の担当者らが乳牛の資源状況や導入動向、後継牛確保対策などについて意見交換した。都府県の会員からは、初妊牛価格の高止まりで導入を控える傾向にあり、性判別精液の利用助成など組合独自の対策を活用し、自家育成や預託といった導入に頼らずに後継牛を確保する動きがさらに強まっている状況が報告された。供給する側の北海道の会員からは、畜産クラスター事業を活用した規模拡大や搾乳ロボット導入による引き合いがあるため、育成・初妊牛市場の相場は上昇しており、価格が下がる状況ではないといった意見が出た。

お断り=本記事は8月20日号をベースにしておりますが、日々情勢が急変しており、本ホームページでは、通常の態勢を変えて本紙記事にその後の情報も加えた形で状況を掲載するなど、一部記事の重複などが生じることもあります。ご了承ください。

「規模拡大伴わない支援要求」――酪政連が自民酪政会に

2018-08-20

自民党は8月17日、農林・食料戦略調査会と農林部会の合同会議を開き、2019年度概算要求の重点事項案について議論した。酪農関連予算では、畜産・酪農の競争力強化に向けて楽酪事業(酪農経営体生産性向上緊急対策事業)を拡充し、同事業に肉用牛農家も対象に加えた上で、酪農家の労働負担軽減・省力化に資するロボットやあらゆるモノをインターネットを通じてサービスを提供するIOT(モノのインターネット)など先端技術の導入を支援していくとする考えを示した。額入りの予算案は今月末にも示される。


2019年度の酪農関連予算では、楽酪事業(2018年度予算額30億円)の拡充をはじめ▽畜産・酪農経営安定対策▽畜産生産力・生産体制強化対策事業▽環境負荷軽減に向けた酪農経営支援対策▽草地関連基盤整備――等を重点事業として要求する。


このほか、鳥獣被害防止対策とジビエ利活用の推進、家畜衛生等総合対策等の予算も来年度も引き続き求める。

「後継牛確保の意識付け推進」――全酪連小湊副会長、Jミルク事業の参画も求める

2018-08-20

全酪連の小湊保副会長は、8月3日に開催した2018年度全酪連北海道・都府県畜産主任者会議の閉会挨拶で、農水省が発表した2018年2月現在の畜産統計について「全国の酪農家戸数は1万5700戸で4.3%減少した。しかし、乳牛飼養頭数は5千頭ほど増えている。近年は毎年2万2千~2万5千頭減少していたが、ようやく増加に転じたと説明。その上で畜産クラスター事業や緊急支援対策、性判別精液の活用が要因と推察している。いずれにせよ、増産するためには乳牛資源が第一義。後継牛の確保に向け、しっかりと意識付けを図っていきたい」と強調した。


また、小湊副会長は「Jミルクの酪農乳業産業基盤強化特別対策事業は、今年度から増頭支援、供用延長対策の2つのメニューが加わった。生産者に今いる牛をいかに増やし、長持ちさせるというメッセージを発信し、事業に参画するよう働きかけてほしい」と会議に出席した農協の担当者に呼びかけた。

「2017年度自給率、カロリーベースで前年並38%」――牛乳・乳製品は低下続く

2018-08-20

農水省は8月8日、2017年度の食料自給率を公表。カロリーベースの自給率は38%で前年度並みだった。2010年度以降、40%割れが続いている。また、牛乳・乳製品は60%で2ポイント低下。年々低下傾向にある。一方、生産額ベースで見ると、食料全体の自給率は2ポイント低下の65%だった。


カロリーベースの食料自給率については、生産面では2016年における長雨などの天候不順により落ち込んだ小麦、てんさいが回復したことや、畜産物の需要増加に対応して国産品が増加したものの、コメの消費の落ち込み、輸入品が増加したことにより前年度並みだった。ただし、小数点第二位まで見ると、37.78%で2016年度に比べ0.13ポイント上昇している。


一方、生産額ベースでは、コメの国内生産額は増加したが、円安の影響により畜産物・魚介類の輸入額が増加したことなどにより低下。小数点第二位まで見ると64.99%で2.18ポイント下回った。


牛乳・乳製品以外の畜産物については、牛肉36%(2ポイント低下)、豚肉49%(1ポイント低下)、鶏肉64%(1ポイント低下)、鶏卵96%(1ポイント低下)といずれも前年を下回った。

「大局的に酪農のあるべき姿の議論を」――酪政連・谷津顧問が強調

2018-08-20

酪政連の谷津義男顧問(元農相)は、酪政連が7月31日に開いた常任・中央合同委員会に出席。「来年度予算の議論も大事だが、知恵を出し合い、もっと大局的に酪農はどうあるべきかしっかりと方向付けしなければ、波に洗われてしまう危険がある。いかに乗り切るか皆で話し合い、努力しなければならない。私も酪農家の仲間として頑張りたい」と強調した。


また、谷津顧問は国際情勢について「TPP11、日EU・EPA問題もあるが、場合によってはアメリカがまた日本に対して何か求めてくるだろう。そういった転換期の中で酪農家は努力している。農水省は血が出るような努力をしなければならない。国会議員のバックアップも必要だ」と述べた。

「酪青女全国大会・第45回こどもギャラリー、特選に三浦葉さん(愛知県岡崎市豊富小3年)」――講評「牛の表情堂々と迫力」

2018-08-20

7月19~20日に広島市内で開催された第47回全国酪農青年女性発表大会では、第45回らくのうこどもギャラリーの特選に三浦葉さん(愛知県岡崎市豊富小学校3年)の作品「声がでかい牛」が選ばれた。今年は昨年より113点多い833点の応募があり、12作品が入選した。


審査した写真家の宮島径氏と美術家の浅野智氏は、三浦さんの作品について「真正面から描いた、睨んでいるような牛の表情は堂々としており、迫力がある。牛の存在感が出ておりシンプルながら緊張感あるものに仕上がっている」と講評した。


三浦さんの作品は、小学校の授業の一環で見た片岡牧場(愛知県岡崎市)の牛がモデル。牛が大好きな三浦さんは「顔の間隔、特に目を描くことが大変だった」と苦労を語り、モデルの牛に関しては「声が車のエンジンくらい大きかった」と驚き、それがそのままタイトル名に。さらに、「おでこのハートマークがキュートで可愛かった」と恥ずかし気に満面の笑顔で牛愛を話してくれた。


1日1回は必ず牛乳を飲んでいるという三浦さんは酪農について「大変そうだからやってみたいとは思わない」と率直な意見をもらすも、母親の沙織さんは農業高校に通って酪農に憧れた経験から「私が手伝うからやってみたらいいのに」と説得を試みていた。

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