乳滴/2022年3月1日号
ロシア軍侵攻に失望

ウクライナ情勢から目が離せない。すでに多くの市民が犠牲になっている。
緊迫を伝える報道が日々続く中で、酪農家にも大きな影響がある。穀物と原油相場の動向であり、いずれも海外頼みの島国日本の弱点だ。
ウクライナは穀倉地帯で知られ、小麦やトウモロコシの世界有数の輸出国である。早速、シカゴ相場でトウモロコシが1㌴7㌦台にのせるなど反応、早晩、飼料価格にも影響するだろう。今後相場の行方には胃が痛くなる思いだ。
燃料も、もともと倹約に努めているつもりだが、給油所の価格表示を確かめるたびガッカリ。年始から160円台後半が続いている。今後の一層の値上がりが心配なので満タンにはするが。電気代も去年と比べると単価が高い。かなり節電したにも関わらず支払いが大幅に増えている。
わずかでも無駄を省き、効率的にできないかを考え、そして手許残りを少しでも増やすことで豊かな生活をと日々頑張っているのに、一指導者の誤りにより世界の穀物・原油価格が値上りしてしまい遠くはなれた国の酪農家の経営努力が踏みにじられる。侵略者はただちに武力侵攻が誤りであることを認め、矛を収めるべきだ。1日も早くかの地に平和が戻ることを祈る。