乳滴/2022年3月20日号
濃厚接触者の扱い

夕食後、悪寒があり検温で37度あった。「とうとうコロナに罹ったか」という不安のなかでひと晩過ごして、翌朝、朝食後には38度を越えた。発熱外来のある病院を探して午前中に受診。結果が出るまでの間、どこかで消毒を怠けたかもという不確かな反省。前日、事務所への来客と自分も外出したりして、いつになく多くの人に会い面談したことが思い出され「あの人たちにうつしてしまったかもしれない」という重苦しい不安。
同居人とも家庭内別居状態になりトイレは使い分け。風呂は最後に。ドアノブ・階段の手すりは定期的にアルコール清拭。食事も一人で時間差で。疎外感がある。家族が勤務先の上司に連絡すると、私の検査結果が出るまで自宅待機を命じられていた。この時は「俺がコロナに罹ったばかりに。申し訳ない」という気持ち。
検体採取の約24時間後に出たPCR検査結果は陰性だった。発熱は3日間続いた。罹患者本人の健康リスクもさることながら、濃厚接触者に対して行動制限が課されるのが新型コロナ禍の厳しいところ。
まん延防止等重点措置解除といっても、濃厚接触者の扱いが今まで通りなら、やはりなるべく感染しないことが大事であり、引き続き地道な対策を続けるしかない。