乳滴/2022年7月1日号
牛乳需要反転へ一歩

6月27日に関東甲信・東海・九州南部地方が梅雨明けしたとみられると発表があった。火照った体に冷たい牛乳が美味しい季節の到来だ。
梅雨明けで俄然元気になるのが畑やあぜの雑草。早く刈らないと畑が畑でなくなり、イネよりもあぜ草が大きくなってしまう。何より農村の景観としては見苦しいので滝の汗を流しながら草刈りする。炎天下の作業を長々続けるのは体に悪い気がするので、作業着が汗で重たくなったら区切りだ。着替えた後に冷たい牛乳をグラスで1~2杯。五臓六腑に沁みわたる感じで旨い。
午後は屋敷森の整理。昔、薪で風呂を焚いた名残で、老親が「冬の北風対策に」と今はわずかに残してある雑木林が意外に成長が早い。冬に切り倒しておいた木を50㌢程度の薪にして積む。汗が眼鏡に滴って仕事にならなくなったら終了。そして再び牛乳で水分、ミネラル補給。コクがあり旨い。
Jミルクの需給短信(6月23日発表)によれば、牛乳類需要は依然低調という。記録的早さで梅雨が明け、昨年・一昨年のようなコロナによる外出規制もなく外食・観光産業も賑わっている今こそ、一転して牛乳需要が強まることを期待したい。乳牛は猛暑・酷暑に弱いので、ほどほどの暑さが理想ではあるのだが。