乳滴/2022年11月1日号
家で簡単、需要拡大

雨上がりの朝、酪農会館前の濡れた舗道にはり付いた、いくつもの枯葉を見て秋の深まりを感じた。日々寒さが増すなかで、心配なのが牛乳の消費動向だ。Jミルクによれば「家庭内消費は依然として厳しい状況が想定される」(需給短信週報10月27日)と、厳しい報告。
そこで昨年12月に本欄で呼びかけた「風呂上がりのビールを牛乳に置き換えよう。クリスマスケーキは生クリームたっぷりの手作りに挑戦」啓発運動をあらためて提唱したい。
汗をかいた後に飲む牛乳には、水や茶では得られない満足感がある。前回も説明したが筆者の場合、風呂上がりに牛乳を飲むと寝つきが良くなり夜中にトイレに起きない。これがビールだと最低1回は起きてしまう。牛乳はビールよりずっと安く、家計にも優しい。年末年始は体と財布をいたわる意味でもビールを減らし、牛乳を買い増ししたい。
ケーキも意外に簡単に作れ、しかも美味しいので是非挑戦を。スーパーの生クリーム(時節柄植物性脂肪無しを選択)の棚の近くにケーキ用スポンジも売っているはずだ。好みのフルーツ(缶詰でもよい)も買う。筆者の場合、ケーキを1回作るのに生クリームを400㍉㍑使う。本番に向けてまずは練習で作ってみてほしい。