乳滴/2023年7月20日号

水害への覚悟と備え

2023-07-20 乳滴

7月に入り九州北部そして秋田県を襲った集中豪雨では、残念なことに移動中に車ごと流されたり、土砂崩れで自宅が押し流されたりして亡くなられたり、行方不明となった方々がいる。集中豪雨、土砂災害の季節だ。


線状降水帯等の局地的豪雨では多少海抜があっても排水が追いつかず浸水災害が起こりうる。かつて筆者が暮らした賃貸マンションは台地上で河川からは遠かったが、ある時、夕立による局地的豪雨で周辺道路が冠水し、マンション地下室に雨水が流れ込みエレベーターが一時使えなくなったことがあった。一階に住んでいたため生活には影響なかったが、田舎にはない街の暮らしのリスクを知った。令和元年10月の台風による豪雨で停電となり、陸の孤島となってしまった川崎市のタワーマンションの例もある。田舎、都会を問わず日本で暮らす上で、水害とは無関係ではいられないと覚悟を決めて、それぞれ準備が必要だ。


まず個人の備えとしては非常時の飲料水、食料、スマホ・ラジオの電源確保等。豪雨予報の時には田畑や川の様子を見に行かない。不安な時には公設避難所や親せき宅等に早めに避難するのも選択肢だ。


一方政府には治山治水政策の充実と、気象予報精度の一層の向上等に努めてほしい。

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