乳滴/2016年7月10日号
子供の育脳に牛乳を
子供、特に孫の笑顔に勝るものはないという方は大勢いる。牛乳乳製品は子供たちの骨を丈夫にするだけでなく、「かしこい脳を育む」ことをもっとPRしたい。各種メディア等で活躍し、わが国でただ一人の牛乳料理研究家でもある小山浩子さん(管理栄養士)が先日開催された千葉県のミルクフェスティバルで「かんたん育脳朝ごはん&育脳おやつ」として、サバと豆を使ったカレーパンを調理して見せた。
小山さんによると、子供の脳は7歳位までに9割近くが発達するという。この期間に脳の神経細胞(ネットワーク)が急激に発達。「30歳位までの長い期間が必要な骨と比べると脳は体では最初にできあがる器官だ」と小山さん。
サバ(魚)には血液を健康に保つEPAや脳などの神経系に豊富なDHAが含まれている。豆、特に色つきの豆は、抗酸化物質でもある。記憶力や集中力を高める重要な栄養素のレシチンも含まれている。牛乳のカルシウムがあることでこれらの吸収率も高まり、チームワークで働くことが育脳につながるという。
「子供が安心感を持って食べられるのは、ミルクの甘さであり、リラックスできる。ミルクの味は初めて飲んだ味である」と小山さんは料理に上手に牛乳を使ってくださいと語っている。