乳滴/2020年12月20日号
12年に1度の大開帳
令和2年の最終号を無事お届けすることができた。取材でお世話になった方々、読者の皆様、スポンサー各位にあらためて感謝の気持ちをお伝えしたい。ありがとうございました。
結局、新型コロナウイルスに翻弄された1年だった。一方、12月になりロシア、英国、米国でワクチン接種が始まったとの報道がある。ワクチン接種への動きは明るい兆しだ。わが国は海外のワクチンを購入するため9月の段階で約6700億円を用意済みだ。
本会では3月以降、会議・会合の多くがネットを活用したリモート(遠隔)方式に移行。業界では各団体主催の酪農発表大会や全共等数多のイベントの開催が見送られた。私生活でも地元の祭事、仏事のほとんどが簡略化され、公私ともに人の交流が大幅に減った。
リモート会議などは便利な世の中になったという感慨はある。しかし、直接会って生の言葉を遣り取りする交流とは違うもので、こんな状況がいつまで続くのか、という不安もある。
明けて令和3年は業界に縁の深い丑年。夏に訪ねた埼玉・飯能の牛頭天王(竹寺)から来年は12年に1度の大開帳の年に当たり3月から12月にかけ特別行事が斎行されると案内が届いた。ご本尊にお祈りする貴重な機会、是非参拝したい。